若松味噌醤油店

味噌醤油屋

若松 真哉
わかまつ しんや

南相馬市鹿島にある若松味噌醤油店の10代目。大学卒業後、アパレルメーカーの営業を経て、Uターン。父親とともに家業を切り盛りする。味噌づくりだけでなく、味噌づくり教室の開催といった新企画にも挑戦。鹿島に盆踊りを復活させた「なつかしまつり」のいいだしっぺで実行委員長。

#066
若松 真哉
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本物の醤油樽なんで

蔵を大掃除したら、明治何年とかって書いてある樽がいっぱい出てきたんで、使えそうなやつはこうやってディスプレイ台にしてます

つくり物の樽でディスプレイしてるのはよくあんですけど

うちは本物の醤油樽なんでね。おかげさまで好評ですよ

すぐ、保険入りました

うちのすぐ裏が堤防で、川、すぐそこなんですよ

昔、兵糧蔵だったんで近くに川がある、要するに物資を川で運ぶから

でもこの前、洪水あった時なんかはギリギリだったんで肝冷やしましたよ。すぐ、保険入りました

3足まとめ買いが基本

リーボックがいちばん足に合うんですよ。3足同時買い

気になったものは、もうまとめて買っちゃうんです

これがマストだ!つーんで。毎日同じ靴履いてんねっていう

もうほんと、そういう買い方します

今着てる紺のTシャツも30枚くらい持ってる。マジでほんとです

エネルギー的には午前中で七割

ここで蒸気でワーッてこう、米を蒸す。種糀つける前の蒸米ですね

今日も午前中は仕込みやってました

仕込んでから一生懸命蔵まで運んだの

だからもう疲労がすごいです(笑)


敷地内だけで一日に一万二千歩は歩きますよ、俺

うちが一日に仕込める量はマックス六百キロ

今日は四百キロぐらい仕込んだ


エネルギー的には午前中で七割くらい使うから

いかにエネルギーを使わずに動くか考えてます(笑)

おやじファイト

昔、ボクシングやってたんですよ、おやじファイト

あの、二分二ラウンド本気で殴り合うってやつ。まじヘロヘロです

もう、一ラウンドで限界

二ラウンド目は始まった途端ヨタヨタってリング中央に行く(笑)


前は味噌蔵のとこにサンドバック置いてありました

子ども生まれてからやらなくなりましたけどね。楽しかったな

まぁ、今はもうスポーツしなくても

十分仕事で運動してますからね

04:25
起床
05:00
消防団のポンプ操法練習
06:00
出勤
06:10
工場の掃除、糀の仕込み
08:00
朝食
※ごはん、味噌汁は必ず
08:30
糀仕込み
10:00
味噌仕込み
12:30
昼食
13:00
配達、発送、接客、商談、事務処理
18:00
閉店
18:30
事務仕事
19:00
帰宅
19:30
夕食
※夏まつりの時期はミーティング
20:00
お風呂
※息子たちをお風呂に入れる
21:00
就寝
ある一日のスケジュール
One day's schedule

すげえ奴いそうだな

すげえ奴いそうだな

このラベルは親父の代から使ってるんですけど

みんなこれで覚えてくれてて、もう根付いちゃってますね


そったらもう店の壁も赤にしようってことで赤にして

そう、ブランドカラーっていうか


でもなんでしょう、赤だと

「あ、この店の人やる気なんだろうな」っていう風に思いません?

「やる気ねえな」とは思わないじゃないですか

むしろ「なんかすげえ奴いそうだな」っていう

店構えでやる気を示してるんです

歩いてると知り合いに会う

歩いてると知り合いに会う

東京のアパレルの会社辞めてこっち戻る時

当時の上司に「帰るなら地域のこと全部やれ」って言われて


消防とか商工会とか、本当にほとんどやったら

まぁなんか割とすぐ馴染んだというか、みんな知り合いになってきて

人と喋ってるだけで、どこの水でも合うようになりますね


「あら、会長!」

こちら商工会の会長さん

うあわ絶妙のタイミングで知り合いに合う。よかったね

味噌づくり教室は

スポーツですから

味噌づくり教室は

スポーツですから

今、味噌づくり教室に力入れてるんですよ

学校とか病院に出張して、もう本気で喋ってますから

ポカリスウェット持ってって喋ってますからね

教室はスポーツです


うちのかみさん、たまに手伝いに来ると

「いや、本気で喋るね」って


どんなレクチャーしているかというと

あっ、ユーチューブ動画あります!若松みそチャンネル

若松味噌の「わくわくみそづくり」観てください

兵糧蔵を味噌蔵に

うちって本当にあるものを活用してつくった味噌屋さんなんですね

この味噌蔵も昔は相馬藩の兵糧蔵だったんですよ

今でいう行政の災害備蓄倉庫。だから地震きても意外と大丈夫

明治維新のときに相馬藩がいらないよってなったのを、うちが買ったの

兵糧蔵を味噌蔵に

じいちゃんのプレッシャー

朝の散歩コースはここ一周まわるんです

付き合ってくれるのは3年生の長男だけ

子どもには「将来は店は継いでくれ」とは俺は言わないですけど、うちの親父がガンガン言ってる、はははは

振り返ってみれば俺もじいちゃんにはすんげえ言われてましたね

じいちゃんのプレッシャー

熟成するぜって

うちは天然醸造といいまして

添加物は使わない昔ながらのつくり方でやってるんです

このあたり見てください。これ味噌がぴたー!として熟成するぜっていう感じっすね

ただ天然醸造ってのはやっぱり難しいっすよね

結局あのー、ここが食べ頃!っていうところにポイント合わせて仕込むんで、需要を計算して仕込まなきゃならないんです

欠品は許されないけど寝かせすぎてもダメだし。ある程度、お客様との関係性がないとできない

糀もカビの一種ですけど、味噌つくってると普通は表面にカビが出たりするんですよ

うちの味噌づくりキットなんて説明書に「カビは恐れるな!ただ削ればいいだけだ!」って書いてて(笑)

うちみたいな天然醸造法でカビが生えない味噌はないんです。あったら逆に何でなんだろう?って

「なつかしまつり」は
田舎の原風景

祭りねぇのも寂しいし、祭りやろうと思ってね。ここの鹿島交流センターの駐車場で「なつかしまつり」って夏祭りをやるんです

今年で二回目。この辺に櫓組んで、盆踊りしてスイカ割りして、田舎の原風景

小学校一年生の息子が「あと6ヶ月だなぁ」って言ってるから「なにが?」って聞いたら「なつかしまつりまで」って

もう2月の時点で言ってた。子どもって何でも面白いし、楽しいんですよね

だから何もやらないのが一番かわいそう

最初は二人から始まって今はもう実行委員会が30人以上。大人もみんな祭り好きなの

たぶん祭りが嫌いなやついないっすよ

フェスとかって知らない人ばっかでやってるけど、うちのお祭りはどこどこのおっちゃんとかがやってるから、逆に貴重な気がする、うん

その時代に合ったやり方

俺で十代目って言われてるんですけど

もともとは農家でした

稲作部門とか土地部門とか、いろいろある中で味噌醤油部門が残った

よく言えばスリム化したんですよ

醤油が売れてた時期はじいちゃんの時で

やっぱり、ソースのない時代ですからね

親父のときは味噌の委託製造ですね

大豆と米を農家さんから預かって味噌にする

お客さん1000軒ぐらいあったから

結構な量なんすよ

俺入ってからは、甘酒つくったり、味噌づくりキットつくったりして、小売が増えてきて、おかげさまで変われたんですよ

やっぱりその時代に合ったやり方で

新しいことにトライしていかないとね

変わらなかったら、終わってたって思います

味噌は汁にするのが一番

この辺で一番おいしい味噌汁つったらあおさの味噌汁

相馬の浜のあおさ、本当においしい。本当においしいです

具は何でもいいんですよ。ただ、あおさちょっと入れるだけで

あと味噌ラーメン、へへへ、やっぱ味噌は汁にするのが一番

おじさんの色は紺

東京には10年いたかな。学生4年、ダーバンで6年

ダーバンって紳士服のブランド。今は俺、誰と話しても「職人さんですね」って言われるけど、昔はアパレルの営業だったんです

今もう全然アパレルじゃない。紺しか着ない

おじさんは紺。おじさんの色は紺です!

最後の一杯が寂しかった

味噌づくり教室の味噌はいい素材使うんでおいしいんす

見本でつくったやつを持って帰って食べたら「何これどこの味噌?うまい」つって。大豆がゴロゴロしてるのもいいんですよ

それで毎日食べてたら、ある日かみさんに「これが最後の一杯」って言われて、なんでもっとつくらなかったんだー!って本気で思った

味噌汁飲んであんなに寂しい気持ちは初めてでした

プロフィール

若松味噌醤油店 / 味噌醤油屋

若松 真哉(わかまつ しんや)

相馬市鹿島にある若松味噌醤油店の10代目。

大学卒業後、アパレルメーカーの営業を経て、Uターン。

父親とともに家業を切り盛りする。

味噌づくりだけでなく、味噌づくり教室の開催といった新企画にも挑戦。

鹿島に盆踊りを復活させた「なつかしまつり」のいいだしっぺで実行委員長。

若松 真哉さんの商品

通常価格
¥4,024(税込、送料込)
通常価格
(税込、送料込)
販売価格
¥4,024(税込、送料込)

味噌と醤油のミニセット

若松味噌醤油店 地域で愛されてきた定番の米糀味噌と濃口醤油。

丹波篠山産の黒大豆を使用した黒豆味噌、めんつゆのセット。

◯内容量

相馬田舎味噌極上750g 丹波黒大豆味噌500g マルジュー濃口醤油1ℓ ほんとうのつゆ(めんつゆ)1ℓ

◯お届けまでの目安

ご注文から5日間程度

◯お届け方法

常温便

◯7大アレルゲン

小麦

◯賞味期限

製造日より180日

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通常価格
¥4,440(税込、送料込)
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(税込、送料込)
販売価格
¥4,440(税込、送料込)

味噌づくりキット

「味噌のつくり方(画像つき)とよくあるご質問」の冊子付きで、お子さまから大人まで簡単 味噌づくりができるキットです。

材料の塩きりこうじ、大豆、種みそを使って、10ヶ月程度熟成させると、約4kgの美味しい味噌が出来上がります。 保存用の樽と、お裾分け用のパックつきです。
<ご家庭で準備する物>  ・ボウル  ・新聞紙(下に敷く用)

◯内容量

塩きりこうじ 1.7kg 、大豆 900g 、みそ 200g、樽(保存用)×1、パック(お裾分け用)×2

◯お届けまでの目安

ご注文から 日間程度

◯お届け方法

冷蔵便

◯お召し召し上がり方

何といっても「お味噌汁」で!・・・手作りの味噌を使用したお味噌汁はゴロゴロの大豆も具材に加わり、 米糀の甘さが際立った美味しいお味噌汁になります。

◯7大アレルゲン

なし

◯賞味期限

製造日より180日

ご注意点

  • 仕込み後から食べ頃になるまで、10ヵ月程度の常温熟成期間が必要です。
カートに入れる
通常価格
¥5,200(税込、送料込)
通常価格
(税込、送料込)
販売価格
¥5,200(税込、送料込)

味噌蔵の糀あま酒500ml×6本セット

若松味噌醤油店 地域で愛されている味噌蔵の糀あま酒 500ml6本入りのまとめ買いでお得なセット。

糀あま酒は糀由来の自然な甘さが特徴。糖類は一切使用せず、アルコールは勿論、含まれておりません。原材料は米(米こうじ)と水のみ。

◯内容量

あま酒 500ml×6本

◯お届けまでの目安

ご注文から5日間程度

◯お届け方法

常温便

◯7大アレルゲン

なし

◯賞味期限

製造日より210日

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