大堀相馬焼 松永窯

窯主

松永 和生
まつなが かずお

大堀相馬焼 松永窯3代目。18歳で家業を継いだあと窯主として50余年、相馬焼をつくり続けてきた。工房近くには馬頭観音のお地蔵さんがあったり、家畜園があったり相馬焼の象徴、馬には縁がある。毎朝、新聞を読みながら、牛乳と一緒にパンを食べるのが日課。

器用じゃないけど
焼きものやってます

窯元はどういう人が向いてるか?わからないね

器用な方が向いてるとは思いますけどね、俺はあんまり器用じゃないです。でもやってます

焼きものやってもう54年?今は72歳。え、若く見えますか?

かあちゃんこの方にお茶出してあげてください(笑)

馬はカケるけど
馬にはカケない

これまで何頭ぐらい描いたかなあ

おかげで馬の気持ちは分かるようになったんですけどね

でも競馬には縁がない、何が当たるかわからない

畑仕事してビール飲みたいです

休みはないです。休みつくりたいんですけどできない

休みとれたら、午前中に畑行って、お昼にビールたらふく飲んで、昼寝したい

月に一回ぐらいは休み取れたらいいんだけどね

帰ったらひとっ風呂浴びて晩酌

夏場はウイスキー。けど冬になると日本酒飲みたくなるんですよね

勝手なもんです

ウイスキーは相馬焼で飲みますよ。売り物にならないワケあり品で

氷どっさり入れてウイスキーは多め。だんだんロックから水割りになってくる、何もかも忘れて、いい気分です

若い人たちが企画してくれて

いろいろ試してます

これは息子の企画で

福島って中通り、浜通り、会津と三つあって

気候はもちろん、言葉も違うぐらいで

それぞれの地域の名産とかを

モチーフにしてつくったものです


こっちは宮城県の雄勝の硯の石を釉薬にまぜて

黒を出してるんです、独特の黒ですね


硯も伝統的工芸品だし一緒にやろうとなって

これ、お金かかってる割には元とってないんで

頑張って売らなきゃ

5:00
起床
6:00
支度
7:00
出勤
※窓辺で新聞読みながら牛乳とパン
7:30
馬頭観音さんへお参り
8:00
工房へ
※製造・色付け・焼き工程作業
12:00
昼食
※奥さんお手製のお弁当
13:00
再び工房へ
※製造・色付け・焼き工程作業
20:00
退社
21:00
晩酌
※ウイスキーのロック
22:00
就寝
ある一日のスケジュール
One day's schedule

儲かるかなと思ったら

儲からなかったですね

儲かるかなと思ったら

儲からなかったですね

東京オリンピックの頃に高校一年生でした

それから卒業してそのまま家を継ぎました

迷いなく窯を継ぎました

当時は景気も良かったんで、

そこそこ儲かるかなと思ってやってみたら

儲からなかった(笑)


あの頃は輸出が結構盛んで、活況でしたね

職人さんもたくさん抱えて

1ドル360円の時代、古き良き時代です

牛乳とパンに新聞

窓辺の時間が最高です

牛乳とパンに新聞

窓辺の時間が最高です

朝は5時くらいに起きて、工房に来ます

朝ごはんはパンが多いですね

つぶあんとマーガリンが入った116円だかなんだかのやつ

それと牛乳


朝着いたら、いつもこの窓辺で新聞読むんです

故郷から避難して離れて住んでる人たちがいるので

これ見ると安否がわかるんですよ


ここで牛乳とパンで。至福のひとときですよ

窓の外に川があるような気がしてきてね

小さい頃に見た浪江の川が

朝まで飲んで

朝一でアユ釣りできる

朝まで飲んで

朝一でアユ釣りできる

子どもの頃は高瀬川でよく遊びました

今は避難区域になっちゃったんですけど


前に住んでた浪江は道路挟んでそっち側が高瀬川

二階から釣りできるぐらいの近さ

アユだったり、ウナギだったり。春はウグイ


朝まで飲んでそのまま朝から

アユ釣りやれてたっていうのが自慢話

里山で山菜採って、半農半陶という感じで

それが俺の原風景です

昔はいくつも窯を渡り歩く
プロがいたんです

もともとうちは問屋のような商売をしてたんです

それがだんだん自分のところで焼きものつくって焼くようになった


昔は、いろいろな窯をあちこち渡り歩いてるプロがいたんです

かあちゃんはうちに嫁いできて、そういうプロの人に教えてもらった

今は絵付けしたり焼いたり、なんでもできます

昔はいくつも窯を渡り歩く

プロがいたんです

ここに馬がいるんです
馬には縁があるんです

ここは独立行政法人の家畜改良センターの家畜園です

工房の目の前だからよく来ます

この中に馬いるんです、俺、馬には縁があるんですよ


桜の時期は綺麗ですよ、こっちはソメイヨシノで、こっちはいろんな桜があって

あそこに銀杏も落ちます

ここに馬がいるんです

馬には縁があるんです

このお皿使えばウマくいきます

これが素焼きした状態です

素焼きは重ねて焼くんです

このあと絵付けをして、釉薬をかけて、本焼きします

これは俺が描きました

左を向いた馬は「左馬」で、右に出るものがないってことです

真ん中に左馬の字を書いて、そのまわりに馬を8頭描いて合計9頭の馬でウマく(馬九)いく。縁起物です

焼くと土が縮むんです

その時に釉薬が耐えきれなくて割れる。それを逆手にとって模様にしたのが嵌入(かんにゅう)

釉薬の原料は浪江の山で採れてたんですけど、今は汚染されて採れない

試験場でいろいろ分析して頂いて、今は釉薬に近いものをつくって使ってます

今日はおそらくホタテご飯だ

お昼はお弁当です

みんなで作業場でお弁当を食べるんです

かあちゃんがいつもがつくってくれるんですけど、今日はおそらくホタテご飯だ

お弁当見たい?いやあ格好わるいよ

最初から言ってくれればお重にステーキなんか入れて用意したのに(笑)


今日はホタテご飯、香りいいでしょう?

ホタテも美味しいけどほっきご飯も美味しいよ

もう結婚35年かな

もうね365日ずっと一緒

母ちゃんは少しくらい離れたいって言ってるけど、まだまだ。俺は新鮮

これはワケあり
こっちはワケなし

ここにキズがあるでしょう?

焼いてる本人はワケないんですけども、こういうワケありができるんです

曲がったきゅうりが食えねえかっつうと食えるし、使うには問題ないんで、あえてお店に出してます

作家さんはこれ割るんでしょうけど、作家ではないから

馬頭観音さんに毎朝お参り
馬には縁があるんです

ここの場所にもともとあった馬頭観音さんです

軍馬だったり畜産試験場の馬だったり、ここはお馬さんをお祭りしてるみたい

俺、馬には縁があっからね。毎朝ここでお参りするんです

雨の日だけは車の中から拝ませてもらってますけど

バナナの箱、紛失事件

バナナの箱って10段重ねても潰れないくらい丈夫で

焼きもの運ぶためにバナナの箱集めてるんです

福島のデパートで催事した時にダンボール三つあったうちの一つがなくなってしまって、慌てて探したら食品売り場で見つかった

プロフィール

大堀相馬焼松永窯 / 窯主

松永 和生(まつなが かずお)

大堀相馬焼松永窯3代目。

18歳で家業を継いだあと窯主として50余年、

相馬焼をつくり続けてきた。

工房近くには馬頭観音のお地蔵さんがあったり、

家畜園があったり相馬焼の象徴、馬には縁がある。

毎朝、新聞を読みながら、牛乳と一緒にパンを食べるのが日課。

松永 和生さんの商品(件)

何事も馬九行久プレートセット

通常価格
¥12,000(税込み、配送料込み)
通常価格
(税込み、配送料込み)
販売価格
¥12,000(税込み、配送料込み)
大堀相馬焼の技術を使い作られた大皿で、9頭の馬があしらわれたプレート。コロナ禍においてネガティブになりがちな現在、「何事も馬九行久」という願い、メッセージを込めて作られた縁起の良いお皿です。                                                取り皿として使い勝手の良い大堀相馬焼のお皿。大堀相馬焼の特徴の一つである「馬」がデザインされたシンプルでかわいらしいお皿です。プレートとの相性もバッチリ。

◯内容量

何事も馬九行久プレート×2枚:W260×D260×H25mm

◯お届けまでの目安

ご注文から2週間程度

◯お手入れ方法

【1】ご使用前 高台(器の底)をご確認ください。 予め高台を滑らかにする作業を行っておりますが、ザラザラしていることがあればサンドペーパー等で磨くことをお勧め致します。 また、ご使用前に一度煮沸していただくことで、汚れや臭いが着きにくくなります。 陶器が全て浸かる程度の水あるいは米のとぎ汁を沸騰させ、弱火で約30分煮沸してください。 30分後、火を止めたら自然に熱が冷めるまで放置します。 熱が冷めたらよく水ですすぎ、十分に乾燥させてください。 【2】ご使用後 カビや汚れが着いてしまった場合には、市販の漂白剤を薄めて浸けてみてください。 ただし、頑固なカビや汚れは落ちないことがあります。 また、上絵等があるものは変色する可能性がございますので、漂白剤のご使用をお控えください。 嫌な臭いが着いてしまった場合には、10分ほど煮沸してみてください。 ただし、臭いが落ちないこともあります。

ご注意点

  • 大堀相馬焼は1点1点手作業で製造しているため、ネット上の商品画像と実際の商品はサイズ・形・色合いが多少異なる場合がございます。
カートに入れる

福壷(銭壷)

通常価格
¥28,500(税込み、配送料込み)
通常価格
(税込み、配送料込み)
販売価格
¥28,500(税込み、配送料込み)

福壷(銭壷)は入り口を巾着のように締めるようなデザインとなっており「一度入ったら出ない」という言い伝えから別名「銭壷」とも呼ばれ、福を呼ぶ縁起物です。大堀相馬焼の技術が詰まった置物を是非ご自宅に。

◯内容量

福壷:W180×D180×H195mm

◯お届けまでの目安

ご注文から2週間程度

◯お手入れ方法

【1】ご使用前 高台(器の底)をご確認ください。 予め高台を滑らかにする作業を行っておりますが、ザラザラしていることがあればサンドペーパー等で磨くことをお勧め致します。 また、ご使用前に一度煮沸していただくことで、汚れや臭いが着きにくくなります。 陶器が全て浸かる程度の水あるいは米のとぎ汁を沸騰させ、弱火で約30分煮沸してください。 30分後、火を止めたら自然に熱が冷めるまで放置します。 熱が冷めたらよく水ですすぎ、十分に乾燥させてください。 【2】ご使用後 カビや汚れが着いてしまった場合には、市販の漂白剤を薄めて浸けてみてください。 ただし、頑固なカビや汚れは落ちないことがあります。 また、上絵等があるものは変色する可能性がございますので、漂白剤のご使用をお控えください。 嫌な臭いが着いてしまった場合には、10分ほど煮沸してみてください。 ただし、臭いが落ちないこともあります。

ご注意点

  • 大堀相馬焼は1点1点手作業で製造しているため、ネット上の商品画像と実際の商品はサイズ・形・色合いが多少異なる場合がございます。
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