釘屋商店

麺職人

古寺 貴栄
こてら たかよし

製麺所「釘屋商店」十三代目。玉川村で生まれ育ち、高校卒業後に上京。大学卒業と同時に実家に戻り家業に入る。職人気質の父親から麺づくりを学び、以来、麺職人として地域から愛される変わらない味をつくり続けている。食後のシュークリームが楽しみ。

#48
古寺 貴栄
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「あの味」ってのを守りたい

こだわりっていうか、やっぱり原料の質を落とさないってことと、

時間はかかるけど自然乾燥にしたりってのは守ってます

昔食べた「あの味」っていうかね

「俺、これ食って育ったんだ」っていう人結構来てくれんですよ、だからそういうお客さんの記憶を裏切らないようにしようと思ってますね

音が気に入らねえつって
麺、捨てるんですから

大学卒業して帰ってきて、麺のつくり方を親父に教わったんですけど、

よく音が気にいらねえって言うんですよ

練りがうまくいかないと機械がおかしな音するらしくて、それで商品全部捨てちゃうんですよ

ほんと職人って頑固なんだなって思いましたね、あははは

仕事も結婚もノリですよ

仕事は、あんまり考えないで実家継いで

嫁さんとはねお見合いで結婚したんですよ

1回か2回会って、それで俺が嫁さんに「結婚しませんか?」

っつって言ったんですよ、そしたら嫁さんも断れないと思ったらしく

基本的にねあんまり深刻にはならない、ノリで決めてきました

今一番楽しいのは
鴨川ドライブかな

娘がね看護師になるって進学して千葉の鴨川にいるんですよ

コロナだから大学から帰ってくる時に車で迎えに行ったりするんです

片道5時間くらいかかるんですけど

嫁さんには悪いですけど、それ結構楽しいんですよ

あのね、なんか一人でドライブしてるって感じで

毎日6トンのお湯

朝一番で沸かしてます

給食用の麺もやってますからね

10時までに自社便で麺を届けなくちゃいけない


4時に起きて、お茶飲んで体を起こしたら

5時からもう製造始まって

みんなが来る前に機械の調整して


一日5000食分くらいつくりますからね

毎日6トンのお湯沸かすんですよ

いやなかなか沸かないですよ

1時間くらいはかかりますね

毎日食べてもらえる味

目指さなきゃ

うちの乾麺は店頭か通販がメインだから

狭い範囲で地元に根ざして、

毎日食べてくれるっていうものつくらなきゃね


ぱっと食べて美味しいうどんをつくるだけだったらね

本当にねいくらでも方法があるんですよ

でもうちはそれじゃあだめですよね


乾麺って面倒くさいけども一番麺の旨さが出ますし

日本人の体に合った、でんぷんを除いた純粋な麺でね

記憶に残るような味を守っていきたいんですよ

04:00
起床
04:30
まずお茶飲む
04:45
奥さんお手製のおにぎり
05:00
機械の調整、生産計画を立てる
06:00
釜の準備
07:30
茹でめんの製造
※6トンのお湯で茹でる
09:00
出荷準備
12:00
昼食
12:30
工場で作業
※工程の段取りなど
16:00
翌日の準備、事務処理
18:00
夕食
20:00
お風呂
21:00
テレビを見るなどゆっくり過ごす
21:30
就寝
ある一日のスケジュール
One day's schedule

釘屋ってくらいだから

金物扱ってたんです

釘屋ってくらいだから

金物扱ってたんです

もともとは金物や乾物を扱ってたらしいんです

だから屋号は釘屋ってんです

多角経営でね、昔は相当儲かってたみたい、ははは


うちの親父ってあの、7歳まで他人の土地に

遊びに行けなかったらしいんですよ、広くて

ところがひいおじいちゃんが金山に手を出して失敗して

おじいちゃんの代で一旦事業辞めて


戦後すぐに親父が20の頃に麺はじめたらしいです

ほんとにね、今は昔の財産なんにも残ってないですよ、あははは

毎年来てくれる

千葉の建具屋さん

毎年来てくれる

千葉の建具屋さん

お客さんでね、千葉の建具屋さんやってるっていう

おじいちゃん二人が毎年お盆と正月に来てくれるんですよ


実家がすぐそこで

集団就職で兄弟で千葉に行って、建具屋さんで成功してて

そこに飾ってある障子、それもらったんです


帰省ラッシュで6時間かかった、7時間かかったって話しながら

必ずここでうどんを買って実家に持ってって

自分たちの分もつってね

やっぱりね、なんか思い出の味なんでしょうね、きっとね

プチシュークリーム

今日は売ってなかった

プチシュークリーム

今日は売ってなかった

今日はプチシュークリームなかった

プチシューないときはシュークリーム、大きいやつ

いつもコンビニでシュークリームを買って

嫁さんと2人で分けるんです


プチシューってなんだか豊かな気持ちになりますよね

一個つまんでコーヒー飲んでテレビ見て

また一個つまんでコーヒー飲んでテレビ見てってね


誰かと一緒に食べれたりするのもいいですよね

高林さんのはプロの味よ
元板前さんだから

こちら、うちの職人さんで工場仕切ってる高林さん

高林さんは元板前さんでねたまに「社長、これ晩飯」とかって、料理持ってきてくれるんです

煮物とか酢の物とか、ちゃんと専用のお重に入れて

美味しい、美味しい、やっぱりプロの味よ、薄味だけどちゃんと出汁が効いてね

高林さんのはプロの味よ

元板前さんだから

値打ちのあるもの
だと思ってたら・・・

釘屋商店としては私で十三代目なんです

中途半端に歴史がありますからね、得体のしれないものたくさんあるんです、

こういう火鉢は3つくらいありますし

そういえば神棚にね、古い木彫りの大黒さんと戎さんがあって、

大層なものだろうと思ってたら、8代目か9代目かが暇で彫ったものらしくて、ははは

値打ちのあるもの

だと思ってたら・・・

昔の乾麺の箱に貼ってたラベルですね

財産ってわけではないですけど

古い物はね残ってるんです

これはおじいちゃんの代かな、

うちの乾麺の箱に貼ってたラベル

「干温飩」(ほしうどん)ってあるでしょう?

見るとすごいですよね

米国精選小麦、電力機械って書いてある

アメリカ製の小麦を使って、機械でつくるってのが売りだったんですよね

今や国産小麦、手打ちの方が、価値があるあははは

この文章はね、うちの姉が書いたんです

「麺を愛し 麺一筋に生きる 深奥の味わい」考えてつくったみたいです

姉はパッケージとか好きで、包み紙新しくしたりやってくれてます

桑の実食べて親に怒られました

このあたりは子どもの頃の遊び場ですね

今でこそ米畑ですけども、

昔はみんなもう桑畑でした

桑の実って美味しいんですよ

子どもだから美味しくて食べちゃうでしょ

そしたら親に怒られるんですよ

桑の実の紫の汁が服につくと洗濯しても

落ちないですからね


帰ったら親に「食べてきただろ」って言われて、「食べてません」つっても、にってやると歯が紫になってて、あはは

そこに大きな木があってダンボールひいて

友達とね、秘密基地だなんて言ってね

うちの店も昔はお菓子とか売ってましたから

「食い物は俺が調達する」とか言って

かっぱえびせんをくすねてきたりね

最高で幸せな時期だったですね

ゆで麺230校分を一手に

給食用の麺をつくってまして、北は郡山から南は西郷まで

幼稚園、小学校、中学校、合計230校の麺つくって配達してるんです

一日だいたい10校、多いとき20校近く行ってるかな

今日なんか5000玉くらいつくってます、「俺たちってすごいな」とか言いながらね、ははは

体育会系合唱団

私通ってた高校って普通科は男子校だったんですよ

だからいつか花咲かせなくちゃと思ってたんです

それで大学入ったら合唱部が勧誘してて、女性も多そうだし、ここだ!と思って入部したら男声合唱団だったんですよ、ははは

街で先輩に会ったら通過するまで動かずに礼をして、体育会系ですよね

半年働いたら
半年休むってことでね

今から30年ぐらい前まではいい時代でね

つくれば売れるみたいな感じだったんですよ

私も家業継ぐ時は親父に「うどん屋は半年働いたら半年遊べるぞ」

って言われて後継いだら、話が違ったんですね

年を追うごとに忙しくなって今じゃ365日休みなしですから

プロフィール

釘屋商店 / 麺職人

古寺 貴栄(こてら たかよし)

製麺所「釘屋商店」十三代目。

玉川村で生まれ育ち、高校卒業後に上京。

大学卒業と同時に実家に戻り家業に入る。

職人気質の父親から麺づくりを学び、

以来、麺職人として地域から愛される変わらない味をつくり続けている。

食後のシュークリームが楽しみ。

古寺 貴栄さんの商品(件)

玉川麺詰合せ

通常価格
¥3,400(税込み、配送料込み)
通常価格
¥4,000(税込み、配送料込み)
販売価格
¥3,400(税込み、配送料込み)

小麦粉独特の風味が残るよう自然乾燥にこだわった製法により作られております。

また、定温除湿生麵製法という蒸気で生麺を熱する製法により、生麺に近い味わいと常温保存の共存を可能にした製品となっております。
なつかしい乾麺の詰め合わせ、古くさいデザイン、中身はふる里の味。

◯内容量

・乾麺うどん250g(太)×8 ・乾麺うどん250g(細)×8 ・そば200g×5

◯お届けまでの目安

ご注文から3日間程度

◯お届け方法

常温便

◯7大アレルゲン

小麦、そば、卵

◯賞味期限

製造日より18ヶ月

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