分家玉や

おやつ職人

佐藤 華那
さとう かな

茅葺き屋根のカフェ「分家玉や」店主。南会津・大内宿で生まれ、幼少の頃よりお菓子屋さんを夢見る。高校卒業後、東京の製菓専門学校に進学。ケーキ屋での修業を経て大内宿に戻る。両親が営む食堂を手伝いながら、スイーツの提供を始め、2018年カフェに業態転換。地元食材を使ったスイーツをつくるかたわら、大内宿本来の文化を守るべく田園風景の保全にも取り組んでいる。

#062
佐藤 華那
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お客さんがお客さんを呼ぶ

カフェやってると、すごい面白くて

最初に賑やかな人が座れば、その日は賑やかだし、静かにお茶を飲む人だったらみんな静か。パソコンを開けば、そういう雰囲気になるし

うちは看板出してないんですけど、お客さんがお客さんを呼んでくれるから窓際の席のほうが大事

季節の匂いを嗅ぎ分ける

夜ね。そう、夜はもうこんな田舎なので、このあたりすっぴんで散歩してても誰にも会わないんですよ(笑)

散歩しながら星とか見るの、最高ですよ。風があって

季節の匂いって分かります?夏の匂い、冬になりかけの匂いとか。あと春先も匂いするし。それがね、いいですね

カフェは一石三鳥

うちは大内宿の入口だし

通りから少し引っ込んでるから目立たなくて

お蕎麦屋さんやっててもお客さん素通りだったんです


それがカフェに転向してからは

少し奥まってる方がいい感じになったし

お昼時のお客さんを蕎麦屋さんと奪い合うこともないし


あと会津の素材も使いやすくなった

会津っていい果物多くて、お菓子と相性いいんですよ

いい感じにちょっと変わってきて

父親と母親も最初は反対してましたけど

ほれ見ろって、ははは

囲炉裏に注意!

お蕎麦屋さんやってた時から

内装は変えてないですね、テーブル変えたくらい


あ、もともとはここに囲炉裏があった、うん

中学校の時、二階の自宅で過ごしてて

炭たいたら一酸化炭素中毒になって

妹たち、みんな救急車で運ばれたことある(笑)


気持ち悪いねとか言ってる間に、

何かだんだん意識もうろうとしてきて

それで囲炉裏全部つぶしちゃいました

06:00
起床
06:15
朝食の支度
※家族の分は作るが自分は食べない
07:00
子どもを送り出す
07:10
犬の散歩
07:30
支度
08:00
開店準備
※コーヒーを飲みながら
08:30
ケーキカット、包装、ショーケースの準備
10:30
開店、接客、盛り付け
17:00
閉店
※掃除、片付け
18:00
犬の散歩
18:30
夕食の支度
19:00
夕食
※家族みんなで食べる
20:00
仕込み
23:00
お風呂
24:00
就寝
ある一日のスケジュール
One day's schedule

茅葺き屋根の特殊な自宅

茅葺き屋根の特殊な自宅

特殊なんですけど、ここ自宅で

こっちはカフェになってて、奥に住んでます


大内宿の茅葺き屋根のおうちって

大半の人が「ここはただのお店で住んでない」と思ってて

でも、みんなご商売しながら住んでます

茅葺きは住んでないと駄目になっちゃうんです

空気入れてあげないと傷むのも早いし


この茅葺きを維持してるのが大内宿の魅力だと思うし

住んでることが価値なんですよ

大内宿は裏通りが良い

大内宿は裏通りが良い

大内宿はこの裏通りの風景がいいんですよ

私はこの景色が好きで。これを守りたいんです


表通りはちゃんと綺麗にされてるけど

裏通りの田んぼは荒れてるところもあって

もう二十年しないで木が生えてきて山が近くなる


大内宿って茅葺き屋根の町並みが有名だけど、

この田んぼで作物つくって人が生活できたから残ったんです

だから、それを忘れて、ただの観光地にはしたくなくて

今、休耕地で農作物つくって、それをカフェのメニューに

使うっていう取り組みをしてます

葉っぱが色を変えたら

それがまたいい

葉っぱが色を変えたら

それがまたいい

カフェってすごい良いですよ、窓開けとくと風が入ってきて

虫が鳴く声、鳥の声とか聞こえてきて

外見ると緑が風に揺れてて

葉っぱが色を変えたらまたいい


ケーキとかは二の次なんです、私、もう空間提供だから

みんな背もたれにこんなして

滞在時間が長いと、ほんとは回転が悪くなるんですけどいいんです


うちはほぼリピーターさんに支えられてて、

会津在住ですか?っていうぐらいほんとに

しょっちゅう来てくれる県外の方もいるし

大内宿の

観光の流れを変えたい

大内宿の

観光の流れを変えたい

集落の一番上に子安観音があるんです

村にお嫁に来た人たちが子どもを授かった時に

着物を縫う風習があって、その着物が置いてある

私、そこをお客さんに見せたくて、

一日中あそこにいて説明したりとかやってます


大内宿ってどうしても五月の連休とか

行楽シーズンばっかり混んじゃう、それがよくないんですよ


年中通していつでもお客さんに来てもらうようにするには

やっぱり景観を維持することと、ここに根付いてる

文化とか風習をお客さんに楽しんでもらうことだと思ってて

絵本から料理本まで
みんなの本棚

ここの本棚には母の趣味のもあるし、子どもの読まなくなった絵本もあるし

知り合いが「これ華那ちゃんのことだから読みな」って持ってきてくれた

地域おこしや里山についての本もある。私が好きなのは「おいしくたべる」

これは好きです。お話も好きだし、色合いも好きだし

絵本から料理本まで

みんなの本棚

採ったらヒーロー
紫アケビ

あそこ通ってた小学校です、大内分校。先生が3人いて複式学級だったんですよ

大体、勉強した記憶はなくて(笑)

先生が「課外授業です」って、山遊び行ったり、木の実拾ったり

あとアケビ採ったりとか。紫アケビってあるんですけど、知らないでしょう?

普通黒いんだけど紫のがって、採った人はヒーローだった

採ったらヒーロー

紫アケビ

蕎麦屋からカフェへの
グラデーション

元々両親は食堂から始めてるんですよ、みんなと同じように蕎麦屋
でも、もう黄色い外壁だし、食事じゃなくてカフェやりたいって。もう子どもの頃からずっと思ってました

それで東京の製菓の専門学校に行って、一回お菓子屋さんに勤めて

その後帰ってきて実家を手伝い始めるんですけど、まずは食事のデザートとしてかぼちゃプリンを出し始めた。かぼちゃプリンをちょっとだけね

そしたら、たまにケーキだけ食べにくる人が増えてきたんです。で、いちじくショコラとか、チーズケーキとか、どんどん品物を増やしてメニューにも載せて

なんか客層も変わってきて、これ、いけるって思って、4年前に完全にカフェにしました

四姉妹と従姉妹

私、四人姉妹の長女です

お店は妹2人と従兄弟1人とでやってて

玄関はいてたのが一番下の妹。最近東京から戻ってきて、もう接客はこの子と従兄弟に任せてます。若い感覚って大事ですからね

3番目の妹がドリンク担当なんですけど、アクセサリーつくってて。稲穂をレジンで固めたハンドメイドのピアスとか

これ、若いお客さんが増えたからケーキより売れたりする日あるし、間に合わなくて、今、夜通しやってるんです

2番目の妹も、一緒には住んでないですけど、じゃあ私もって刺繍始めたりとかして、本当に家族みんなでやってますね

最近はこっちほっぽってても妹たちがやってくれて、頼もしいです

食材に失礼のないように

例えばサツマイモって、そのまま食べておいしいじゃないですか?

それを使ってこてこてしたきれいなお菓子つくってもダメで、食材を一番いい状態で伝えるにはどうしたらいいかっていうのを考えますね

そのまま食べておいしいものをケーキにするってことは、

食材に失礼にならないようにしなきゃとかって

限界超えると進化する

たまに仕込みとかで夜遅くなって、すごい疲れて帰って

「ああもう駄目だ、限界だ」とか言ってたら、

息子が「限界超えると進化するから」って(笑)

え、すごいこと言うじゃん。名言だなとか言って、なんか元気もらったりします。自分にない感覚だから面白いですね、子どもって

光がないから星が見える

ここって何もないからいいんです

光がないから星も見えるし、音がないから虫の音も聞こえるし

何もないから匂いがするんです、季節の。何もないって、実はすごいの

朝8時に飲むコーヒーが一番

コーヒーは結構飲みますね

ていうか、一日に摂る水分ほぼコーヒーです(笑)

入れ方とか、こだわりないんですけど酸味があるのが好きです

一番うまいのは朝8時に飲むコーヒー。空腹の時に飲むコーヒーが一番です。ほんとは刺激あるから空腹時は駄目ですけど

プロフィール

分家玉や / おやつ職人

佐藤 華那(さとう かな)

茅葺き屋根のカフェ「分家玉や」店主。

南会津・大内宿で生まれ、幼少の頃よりお菓子屋さんを夢見る。

高校卒業後、東京の製菓専門学校に進学。

ケーキ屋での修業を経て大内宿に戻る。

両親が営む食堂を手伝いながら、スイーツの提供を始め、2018年カフェに業態転換。地元食材を使ったスイーツをつくるかたわら、

大内宿本来の文化を守るべく田園風景の保全にも取り組んでいる。

佐藤 華那さんの商品

通常価格
¥6,600(税込、送料込)
通常価格
(税込、送料込)
販売価格
¥6,600(税込、送料込)

会津おやつ便

会津、下郷町の素材で作るお菓子の詰め合わせ。店舗でも人気の米粉を使用したロールケーキや、特産物である

荏胡麻(エゴマ)を使用した焼菓子など、この土地ならではの素朴なお菓子を詰め合わせました。


◯内容量

里山ロール1本 いちじくショコラ2個 抹茶テリーヌ1個 あいづいも(スイートポテト)2個 エゴマボール2個 ほおずきパウンド2個

◯お届けまでの目安

ご注文から5~10日程度

◯お届け方法

冷蔵便

◯7大アレルゲン

小麦、卵、乳

◯賞味期限

生菓子(ロールケーキ):到着日当日中にお召し上がりください/その他焼菓子は、直射日光、高温多湿を避け消費期限内にお召し上がりください。

ご注意点

  • ロールケーキは、要冷蔵で到着日を目安にお召し上がりください。
  • いちじくショコラ、抹茶テリーヌ、あいづいもは表示シールに"本日中"と記載しております。なるべく早くお召し上がり頂きたい為の記載となりますが、冷蔵保存で3日ほどは風味を損なわずお召し上がり頂けます。 パウンドケーキは、お届けから4日が期限です。えごまボールは、お届けから10日以上の商品をお包みします。
  • 開封後は、期限に限らずお早めにお召し上がりください。
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