和菓子職人
創業100年の和菓子屋、一味庵4代目。東京の製菓専門学校に学び、和菓子屋で修行した後、2016年に家業に入る。先代から続く和菓子をつくる一方、葛アイスやわらび餅など新商品開発にも取り組む。趣味は競馬で、週末のレース研究が日課。
ゴジラに饅頭食わせる遊び
何かあのー、記憶にあるところでは、5歳ぐらいのとき
ゴジラのぬいぐるみみたいのがあって、それに饅頭食わせて遊んでましたね、ゴジラにこう、ままごとみたいな感じで
だから僕のゴジラ人形、口の周りにあんこついてるんすよ
リアル井戸端会議
ここ旧堀切邸って飯坂の観光名所になってるんですけど
ここでイベントの企画会議とかしてます
そこに井戸あるんで、リアル井戸端会議ですよね
ここ夜も開いてるんで、気づいたら20時ぐらいまでずっと喋ってたりしますね
冷やしの塩が最高です
「ラーメン厨房 大」って、商工会の先輩なんですけども
行ってみたら、その方も、何つうんすか
こだわりっていうのを出さずにおいしいものつくってる感じがあって
僕もそうなんで共感するっていうか。塩ラーメンが絶品です
夏は冷やしの塩ラーメンってやってて、それ最高っす
一味庵らしさは
ここにあり
ここがあんこ専用の工場です
口どけにはかなりこだわってますね
ポイントはさらしです
さらしの回数で色も変わるし口溶けも変わる
あんこづくりは、1日半かかる仕事です
当然手間はかなりかかるんですけれども
あんこは絶対つくろうってことで続けてますね
うちの「けしまんぢう」は
この自家製あんこありきですから
一味庵らしさがここにあるっていうので
金木犀が香ると
祭りが始まる
この神社は遊び場でしたね
後ろの広場でサッカーやったり
毎年十月に「けんか祭り」ってお祭りがあって
担ぎ屋台がだーんとぶつかるような
うちはあのー、お祭りは赤飯の注文が忙しくて
朝四時からずっと赤飯つくるんですけど
秋は銀杏が落ちてきて
あと金木犀の香りがすごいするんですけど
なんかそれが香ると
ああ、お祭りの時期だなーみたいな
※自家製のどら焼きをあわせたり
百年変わらぬ味
けしまんぢう
百年変わらぬ味
けしまんぢう
一味庵はひいおじいさんが始めたお店で
一九二三年創業なんで今年で創業百年になりました
看板商品の「けしまんぢう」は、創業当初からつくってまして
変わってないんですね。レシピも
生地に卵を使ってるんですけど
創業当時は卵は栄養価が高くて高価なものだったし
あんこも自家製なんでおいしいって話題になって
昔の福島市長のお付きの方が両手に抱えて買ってったり
店の外まで行列ができてたらしいです
じいちゃんの
ニューバランス
じいちゃんの
ニューバランス
じいちゃん新しもの好きなんで
昔、僕が東京からナイキのスニーカー履いて帰ったら
「かっけえな」って始まって
しばらくして実家帰ったら
このニューバランスのスニーカー履いてました、ははは
福島のデパートには売ってなかったらしく
ネット、ネットで買ったって
じいちゃん、おもしろいっすよ
今もこのニューバランス履いて散歩してます
釣りバカ日誌的エピソード
釣りバカ日誌的エピソード
競馬が趣味で良かったなって思うことがあって
修行先の東京の和菓子店の会長が競馬好きだったんです
ある日「氏家くん競馬やんのか、じゃあ明日8時に上島珈琲ね」
って言われて待ち合わせ場所行ったら
タクシーで場外馬券場まで連れて行かれて、ははは
お師匠さん、和菓子業界ではすごい重鎮なんですけど
そんな方にかわいがっていただいたのは財産ですね
実家に戻る時、「帰ってどら焼きやりたいんです」って言ったら
どこの馬の骨かわからない自分に
新しい仕込み方を教えてくたりして、ありがたかったです
とけてもとけない?
新商品の葛アイス
葛アイスって、地域の食材使って開発した新商品なんですけど
時間が経って溶けても、プルプルの食感のままくずれないんです
これだと歩きながら食べてても溶けないし、食べながら街歩きしてほしいですね
このラベルのイラスト、イラストレーターさんにつくってもらったんですけど、
昨年生まれた息子がなんです、ふふふ
とけてもとけない?
新商品の葛アイス
こちらが堀切邸でございます
飯坂は温泉街だから街歩きすると楽しいですよ
ここは掘切邸って言って昔の庄屋さんのお屋敷ですね、
今度ここで「桃祭り」っていうイベントやるんですけど、僕は実行委員長になってるので、よく来ますね。こっち足湯もありますよ。うちの葛アイスも扱ってもらってので、足湯浸かりながら食べてください
こちらが堀切邸でございます
新しもの好きの
家系なんですかね
「けしまんぢう」はこの機械でつくってまして
こっちにあんこ、こっちに生地を入れて
そうすると両方から流れてきて、ここで交わって、1個ずつ生地を切り落としてくれる
金太郎飴みたいな感じですね
昔はすべて手で包んでまして
でも1日何千個って売れるようになってから
手作業じゃ追いつかないってことで
僕のおじいちゃんが機械を導入したらしいです
機械を導入したのは、たぶん県内では
かなり早かったほうなんじゃないかなと
ひいおじいちゃんがつくった「けしまんぢう」も当時斬新だったみたいですけど、おじいちゃんも新しもの好きなんですよね
僕も、わらび餅とかどら焼きとか葛アイスとか
新しい商品、開発するのは好きで
そういう家系なんですかね
日本ダービーの感動が
忘れられなくて
趣味は競馬ですね、府中競馬場で日本ダービーってやるんですけど
友達に始めて連れてってもらったとき、13万人集まってて、地鳴りみたいな歓声と
馬が走る音とか、鳥肌立つぐらいの迫力で
で、それからハマりました
血統とかも面白くて、名馬を育てた牧場の人の
ドラマがあったり
それに、意外と競馬好きの人って多いので
それで仲良くなるみたいのもよくあって
いろんな切り口で楽しめるんですよ
1日の終わりに必ず週末のレースの研究をするのが日課なんです
月曜日は月曜日で、土日のレースの反省をしたり
これしなきゃね、もっと早く寝れるんですけど
これしないと自分が自分じゃいられなくなる、ははは
見て学んだわらび餅
焼き菓子系が昔から多くて。水菓子、生菓子系は僕が新しくつくりました、修行先がわらび餅が有名なお店だったんですけど
当然つくり方って教えてもらえないんですよ
だから横目でちらちら見て、実家帰ってきて何度も何度も試行錯誤して
で、できたのが、今売ってるわらび餅です
こちらウマが合う先輩です
こちら、桃農家の安斎先輩です
最初、葛アイスの「ピーチバー」つくろうと思って相談したら
「ハネものじゃなくていい桃提供するからほんとにいいものつくれ」って言っていただいて、すごいモチベーションになりました
あとお互い競馬が趣味で、ウマがあうんです、ははは
相撲終わったら温泉行く
飯坂温泉は公衆浴場9つあるんですけど、どこも熱い
八幡の湯も熱いっすね。源泉60度、熱すぎっすよね
じいちゃんと相撲見て、6時に相撲終わると、お風呂行くぞみたいな感じでよくきてました
日曜日の昼間とか来ると、このおじさん1日中ずっといるんだろうな、ってくらいくつろいでる人がいたりして、懐かしいですね
ヘッドスピンしすぎて
頭皮ボロボロになりました
高3の文化祭のときにブレイクダンスとかやり始めて
東京行ってからも続けて、溝ノ口駅とかダンスで有名なんですけど
そこで練習したりとか。就職してからも2年ぐらいはやってましたね
得意技はヘッドスピンですかね。昔は坊主頭だったんですけど
ヘッドスピンしすぎて、頭皮ボロボロになりました(笑)20歳なのに
プロフィール
一味庵 / 和菓子職人
氏家 一浩(うじいえ かずひろ)
飯坂温泉郷にある創業100年の和菓子屋「一味庵」4代目。
高校卒業後、東京の製菓専門学校に進学。
横浜・東京の和菓子屋で計9年間修行した後、
2016年に福島に戻り家業に入る。
先代から受け継いだ和菓子をつくり続ける一方、
葛アイスやわらび餅など新商品の開発にも取り組む。
趣味は競馬で、週末のレースの研究が日課。
氏家 一浩さんの商品
- 通常価格
- ¥3,200(税込、送料込)
- 通常価格
-
(税込、送料込) - 販売価格
- ¥3,200(税込、送料込)
- 単価
- (税込、送料込) あたり
【入荷待ち】とけてもとけない葛アイス
地域の食材と和菓子の素材「葛粉」で作った、時間が経過しても溶けて無くならない、和菓子職人のアイディア商品です。
香料不使用。福島の豊富な果物を贅沢に使用した多彩な味わいが特徴です。人気の「ふしぎなピーチバー」と「ふしぎな苺みるくバー」の詰合せをご用意いたしました。
◯内容量
ふしぎなピーチバー・ふしぎな苺みるくバー 各3本(計6本)
◯お届けまでの目安
ご注文から5~10日程度
◯賞味期限
出荷日より90日(商品到着後は冷凍庫にて保存してください。賞味期限は冷凍保存でのものです。解凍、開封後はお早めにお召し上がりください。)