精肉店店主
川合精肉店の3代目。大学卒業後、銀行マンを経て家業に入る。バーベキュー文化に開眼し、上級インストラクターの資格を取得。精肉事業と並行して、バーベキューケータリング事業を立ち上げる。好きなバーベキュースタイルはスロー・アンド・ロー。
ソフトカルビがおやつでした
子どもの頃は、お腹すいたら「お肉食べるね」っつって
店のショーケースからお肉取ってきて、焼いてました
この味付牛ソフトカルビってのを焼いて、ご飯に載せて食べる
味付きで、簡単に焼けるし、おいしかったから
うちでタレをブレンドして漬け込んでます、昔からの人気商品
商店街の抽選会荒らし
小さいころは、じいちゃんとか親父が商店街の役員やってて
町内のお祭りに行くと、最後の方に大抽選会があるんですけど
一等、二等あたりを必ずうちの兄弟の誰かが当てるんですよ
姉貴はプレステ、兄貴はスーファミ当てたり。私はイワシ一箱を(笑)
「絶対、なんか不正してんだろ」と思われるぐらいの…
押忍、安高応援団っす
高校は安積高校。通称あんこうです
応援団だったんで、ほぼ学ランで通ってました。昔ながらの長ラン
正統派応援団。楽しく、厳しく、ははは
応援団は「選手より精神が鍛えられてないといけない」って
毎日3時間、裸足に学ランで、ひたすら型の練習と声出ししてました
坂上田村麻呂の大イチョウ
この大イチョウ、秋はすごいきれいで
へえ、坂上田村麻呂が持ってた杖をさしたら、このイチョウになったらしいです、今知りました(笑)
そういえば、昔、坂上田村麻呂がここの豪族を成敗したから、
このあたりは田村って名前の地域になったらしいんですよ
二百五十人バーベキュー案件
バーベキューケータリング事業やりたいって
話したときは、親父も社員もポカーンて感じで
でも私の代になって、ちょっとずつ
知名度が上がってるかなと思いますね
選んだお肉と地元の野菜と、機材を持参して
現地で焼いてふるまって、片付けまでする
この間は二百五十人の団体さんから依頼されて
インストラクター仲間集めて十人で行って
肉七十キロ焼いて
しっちゃかめっちゃかでしたけど楽しかったです
ビール買って行きましょう
ここのホップジャパンさん
最近できたクラフトビール醸造所で
敷地内にオートキャンプ場もあって
関東からもお客さん結構来てるんですよ
よくうちにもお肉買いに来てくれます
スタッフさんたちとはバーベキュー仲間で
インストラクターの資格取った人もいて
バーベキュー検定もここでやらせてもらいました
私はビールぐらいしか飲めないんですけど
ここのビールおいしいですよ
買っていきましょう
※担当
※テレビ、漫画、ゲームなど
肉肉しきメンチカツ
肉肉しきメンチカツ
「牛めんちカツ」がお弁当総菜大賞で2位に入って
ありがたいことに、遠くから買いに来られる方もいます
精肉店といえば安くておいしいコロッケだから
それとはちょっと違うこだわったメンチをつくろうと
肉は、うちで一番の粗挽きにしてます
しっかり粒が残った食感で「お肉食べてるなあ」て感じ
分厚くしてるから、中にとどまる肉汁の量が全然違う
食べてるときにこう、ジュワッて肉汁を感じるんです
うちだからこその商品だと思います
バーベキューは
焼いてから切り分ける
バーベキューは
焼いてから切り分ける
バーベキュー検定っていうのがあるのを知って
おもしろ半分で受けてみたんです
で、話を聞いてみたらもう衝撃が走った
本場のバーベキューは焼き肉じゃなくて、塊の肉を焼いて
みんなで切り分けてシェアする文化なんですよ
焼きながらゆっくりコミュニケーションを楽しむ
その違いが、単純だけどすごい衝撃で
塊肉の見た目のインパクトで、まず「おおっ」て
食べてもらったら「おいしい」ってリアクションが返ってくるのが
すごい新鮮でうれしくて
肉屋の自分ならお肉選びから全部できるって思った瞬間
「あっ、これやりたい」って。ははっ
東北で一番ラム肉を
売ったじいちゃん
東北で一番ラム肉を
売ったじいちゃん
この地域は昔から、ジンギスカンのラムを
よく食べるんです。昔ながらの、この「丸いラム」
昔は百グラムで七十円とか
豚肉より安くて、パワーがつくから
「畑作業の後はラムを食べる」て感じだったみたいです
当時は、営業中ずっとラムを切ってるってぐらい
ラムが動いてたらしくて
じいちゃんの時代は、東北で一番ラムを売った店舗として
表彰されたこともあるらしいです
行きつけの店
ドトールコーヒー
行きつけの店
ドトールコーヒー
パソコン作業したいときは、ここのドトールですね
週一ぐらいですかね
家ん中だと電話とか来客で、集中できないんで
ここに来ると、同世代の社長に会ったりして
この辺でカフェってドトールしかないから、はははは
よく頼むのはタピオカです。黒糖ミルク
ブームの前からタピオカ好きで
タピオカ飲みに台湾まで行ったことあります
ドトールだけ、未だにタピオカ置いてるっていう
いつ来ても空いてて最高です
好きすぎて
ウェーバーの代理店やってます
このウェーバーのグリルいいですよ。最初は値段見て引いちゃうんですけど
全然それに見合う性能っていうか、むしろ安いぐらい
おいしく焼けるし、2、300回使っても朽ちないですから
このグリルが好きすぎて販売代理店もやってます、ははは
好きすぎて
ウェーバーの代理店やってます
どうバーベキューっぽくするかですよね
お店から徒歩で5分くらいですかねここ自宅です。
建築費上がっちゃって高かったなあって感じなんですけど、
ここからどうバーベキューっぽくしようか考えてて、ははは
デッキつくるか、サウナもやりたいですし、奥はキャンプサイトにしようかなとか
もうずっと考えてます、うん
どうバーベキューっぽくするかですよね
蚕、ウサギときて
精肉店になりました
川合精肉店は大元は養蚕業です
じいちゃんの代でウサギの毛皮販売を始めて
余った肉を売り出したのが精肉店の始まりです
じいちゃんが牛や豚を育てて売ったり、農家と契約して出荷する仕組みもつくったらしいです
親父の代で今の形になって
小売と卸、両方やるようになりました
店も2店舗に増えまして
私は25歳で銀行を辞めて、実家に戻って肉屋になりました。その年に親父に病気が見つかって、親父とはあんまり一緒に仕事できなかったですけど
私が入ってからバーベキューケータリング事業をスタートしました。「LIVE BBQ」ってチームつくって、出張シェフみたいな感じなんですけど
バーベキューを通して、肉をもっとこう、お客さんに伝えられたらなあ、と思ってやってます
銀行マン時代
大学卒業して銀行に入ったんです
新卒で地元の銀行を受けたとき、人事部長が高校の応援団の大先輩で
最終面接で「君、応援団だったのかい?」って聞かれて、即内定(笑)
郡山支店に配属されて、3年間
中と外回りをやりました
外回りやってると、いろんな会社の社長さん会うんです。皆さんのお話聞いてると、経営ってやっぱりおもしろそうだなって思って、それで実家に戻ろうって決めました
まだ継いで10年経ってないですけど、商圏がちょっとこう広がってきた感じはあって
バーベキューケータリング事業の知名度が上がってきてて、バーベキューの一点突破ですね(笑)
バーベキューの一歩深いところへ
これはオクラホマから取り寄せたグリルで
そのバーベキューの、まあ、一歩深いところに行けるグリルで
スロー・アンド・ローっていうのがアメリカンバーベキューのテーマの一つで。低温で、長時間ゆっくり焼く。このグリルは10時間、煙で焼くんで食べたときに、口ん中に燻された香りが広がって…
全くもう概念が違う、最新の考え方ですね
一目惚れ体質なんですよ
なんでも一目惚れしやすいんですよねえ
高校の時に応援団入ったのも、社会人なってバーベキュー検定受けたのも勢いで、「これだ」って衝撃を受けたら即やってみる
若い頃は、タピオカ飲みたいって台湾に旅行行ったりもしましたし
「思い立ったら吉日」が座右の銘ですね
最近は腰が重くなっちゃいましたけど(笑)
週刊少年ジャンプ愛読してます
高校は安積高校。通称あんこうです
応援団だったんで、ほぼ学ランで通ってました。昔ながらの長ラン
正統派応援団。楽しく、厳しく、ははは
応援団は「選手より精神が鍛えられてないといけない」って
毎日3時間、裸足に学ランで、ひたすら型の練習と声出ししてました
プロフィール
川合精肉店 /精肉店店主
川合 達也(かわあい たつや)
川合精肉店の3代目。大学卒業後、銀行マンを経て家業に入る。
バーベキュー文化に開眼し、上級インストラクターの資格を取得。
精肉事業と並行して、バーベキューケータリング事業を立ち上げ、
公私ともにバーベキューに明け暮れる。
好きなバーベキュースタイルはスロー・アンド・ロー。